CALL FOR HOST CITIES 開催候補地募集
A1市街地グランプリとは
A1(Anyone=「誰もが」)をテーマに市街地で開催するレースのシリーズ戦です
- すべての人〜観戦する人、競技に参加する人、イベントを支える人〜が新しいことにチャレンジし、最先端の考え方や技術に触れ体験できる場を創造する。
- 持続可能なCity(まち)を舞台に、自動車レースの枠を超えて、企業や研究機関がTechnologyとInnovation(技術革新)を発表、開発、実証実験することができる「まちの展示場」を目指す。
- これまでのモータースポーツを進化させ、「まち・ひと・技術・スポーツ」を融合した全く新しいコンセプトで、まちと市民の活性及びモビリティおよび関連技術の発展に寄与する。
なぜ市街地なのか?
私たちがこの日本で市街地レース開催にこだわる理由。それは、市街地レースが参加する側(エントラントとドライバー)と見る側・応援する側(ファン・観客)、そして主催者(自治体)にとって限りない可能性を秘めているからです。
モータースポーツは自動車産業および関連産業における技術開発の場所として発展してきました。その最高峰であるF1を頂点に、世界中のサーキットおよび市街地コースで様々なカテゴリーのレースが開催されています。
しかし、日本では市街地レースは長らく実現不可能とされ、人里離れた常設サーキットに足を運ぶコアなファンによって支えられてきました。エンジンから電気へ、ドライバーから自動運転へ、などモビリティの構造が大きく変化しつつある今、私たちは、従来のレースの面白さはそのままに「未来の技術開発・展示場・実験場」という新しいコンセプトのレースを市街地で開催することによって、関わる全ての方が多くのメリットを享受できると確信しています。
従来のレース | A1市街地GPが目指す世界 | |
---|---|---|
ファン | コアなファンのもの | 興味がない人、老若男女問わず楽しめる |
ドライバー | 狭き門であり資金が必要 | 誰でもチャンスがある |
エントラント | 莫大な資金が必要 (億単位) | 数百万〜数千万で産官学ベンチャーも参加できる |
サーキット | 遠い (通常人里離れた辺鄙な場所) | 近い (日常暮らしている街や駅前) |
技術開発 | メーカーによるレース車両を通じた技術開発競争 | 自動車や自動車以外の最先端技術を一般の方が身近に見て触れて体験することができる |
A1市街地グランプリは、いわゆる一般的なレースを開催することだけを目的としていません。モータースポーツの原点である「誰よりも速く」という競争の面白さを多くの方に届けることはもちろんですが、未来の社会やまちに必要な技術開発を「街で実験・開発する」というコンセプトで、まち、ひと、産業など関わる全ての方々がメリットを享受できる新しいレースシリーズを目指しています。
そこでは、街がレーシングコースであると同時に、新技術の展示場であり、開発の実験場となります。JAF公認の安全防護体に囲まれた道路使用許可済みの市街地サーキットなら、いわゆる開発段階の車両を走らせることも可能です。これにより、一般の方がわざわざ展示会やサーキットに足を運ぶことなく、普段生活している街で新しい技術や製品を見て、体験することができます。そして開発者にとっても多くのデータを取ることができると考えています。
市街地レースを通して技術開発することのメリット
1.より実生活に近い環境で技術開発をすることができる。
特に自動運転技術の開発において安全バリアに囲まれた市街地コースは絶好の実験場になります。
2.製品化・サービス化された時に人々に受け入れられやすい
新商品や新サービスは、提供開始後から消費者が受け入れ、使用し、定着するまでに往々にして時間がかかるものです。市街地レースでは、まちでのデモンストレーションを通して一般消費者が技術を見て、触れて、体験することができます。これによって製品化されたときに受け入れやすい素地ができます。
マーテック株式会社
(イタリアDULEVO社 日本総代理店)
F1モナコGPや、FormulaEの公式道路清掃車として使用されているDULEVO社のEVスイーパーがA1市街地グランプリGOTSU2020に登場しました。
日本で電動の電気清掃車が走行するのは初めてのことです。この車が多くの市民の目に焼き付くとともに、事業者や行政関係者から実際に商談のお問い合わせがありました。
市街地レースの“価値”とは
PR効果、認知度UP
市街地レースを開催すると、まちの名前、場所、人々の様子など、まちの存在そのものを内外に広く知ってもらうことができます。
まち(市民)の活性
市街地レースの開催はハードルが高いからこそ、行政・事業者・市民が一つの目標に向かい協力して取り組む場となり、一人一人が主役となります。参加して実現したときの喜び当日の景色は、老若男女問わずまち全体を活性します。
人的・技術交流
市街地レースを開催すると、まちの名前、場所、人々の様子など、まちの存在そのものを内外に広く知ってもらうことができます。
例:
GOTSU2020(島根県江津市)では、地元石見地区から総勢約250人のボランティアが参加し、
各所で大活躍しました。
― 経済波及効果 ―
江津市と同等のコース規模(全長783m)で、県内外から1万人が来場したと仮定した場合の
経済波及効果(直接・一次・二次効果を含む)。
道路使用許可証のツイート
決勝レースのツイート動画
YouTube Live中継
― 観戦者の声 ―
― 全国からの応援メッセージ ―
シリーズ戦構想 〜3step Vision〜
日本では実現不可能とまで言われていた、公道を使用した市街地レースの開催。
東京から一番遠い街として高校の教科書でも取り上げられ、消滅可能性都市と呼ばれる人口減が激しい島根県江津市で、日本の市街地レースの歴史の第一歩を踏み出しました。
自動車レースでありながらもその枠組みを超え、あらゆる最先端技術の実験や発表を行うことができる「市街地展示場」として、スポーツとエキスポを融合します。
市街地イベントならではの特性を活かし、一般の人々がこれらの技術に身近に触れ、体験できる場所を提供します。
ネットワーク、センサー、ドローン、電気自動車、自動運転、生体認証など、様々な研究をされている企業様、研究・開発機関、学校などがリアルタイムに実証実験をしたり、PRすることができる「まちの展示場」です。
環境に優しく未来に持続可能なオリジナルEVマシンの開発を目指します。
ワンメイクのEVマシンでドライバーの技術を競うカテゴリーでは、eスポーツでの予選会を取り入れ、これまで敷居が高いと思われていたモータースポーツに誰でも気軽に参加でき、競技に挑戦できる仕組みにします。
速さのみならず、燃費走行やエネルギー効率など環境に優しい基準を導入し、それらのデータを観客にリアルタイムで配信。 また、レギュレーションによる自由開発のEVマシンで競うカテゴリーでは、小型で人と環境に優しい未来のモビリティの技術革新を促進するクラスとして、自動車メーカーのみならず、電気、モーターやITなどに関わる中小企業やベンチャー企業、さらには学校のプロジェクトなどが低予算で参加することができるレースを目指しています。
また、人間のドライバーとロボットによる競争なども取り入れ、未来のモータースポーツのカタチを体現します。
Formula1、GT、FormulaEほどの規模ではなく、より小さな車体で開発者、競技者ともに参加しやすいレースシリーズを目指しています。
A1市街地グランプリの特徴
前例を作ったノウハウ
江津市では日本初の前例ができました。道路使用許可を得るための安全対策、合意形成、組織生成、各種申請書の作成など、実務のみならず協議上のポイントやハードルを熟知していますので、主体となる行政や団体と協力して開催を実現することできます。
また、測量業を有しており、コースの3次元測量から設計まで対応するとともに、コースに使用するGoTrackの設営/撤去指導まで行います。
JAF公認団体
市街地レースは、JAFの安全基準に適合していることが道路使用許可の条件です。A1市街地レースクラブは、JAF準加盟カートクラブとしてJAF公認イベントを開催することができる団体です。
また、JAFコース公認申請書の作成・提出からコース査察まで道路使用許可のための安全対策を計画・実施することができます。
最先端技術の展示・実験場
市街地レースの枠組みを超え、あらゆる最先端技術の実験やPRを行うことができるまちの展示場を目指しています。市民の皆さんがこれらの技術に身近に触れ、体験できる場所を創造。更に産業とビジネス交流の発展につながる素地ができます。
運営者
- 名称 :
-
A1市街地レースクラブ
(JAF準加盟カートクラブ) - 設立 :
- 2019年5月
- 母体 :
- ストラテジクスマネジメント株式会社
- 住所 :
-
〒150-0031
東京都渋谷区桜丘町18-4 二宮ビル5F - 事業内容 :
- A1市街地グランプリの企画・開催・運営