この度、レーシングドライバーとして活躍中の松村浩之さんと関口雄飛さんにA1市街地グランプリのアンバサダーを務めていただくことになりました。
松村浩之氏のプロフィール
9歳からレーシングカートを始め、中学生時代には全日本カート選手権などで活躍。
17歳の時に、鈴鹿レーシングスクール(SRS-F)に入校。上級カテゴリーへのスカラシップを得ることはできなかったが、講師陣の勧めで山口県鴻城高等学校を卒業後、すぐに単身渡欧。
Graff Racing からユーロカップ フォーミュラ・ルノー2.0に参戦。表彰台も2度獲得し、シリーズランキング9位となる。
2006年は、SWISS RACING TEAM からドイツF3(RECARO FOMEL 3 CUP)に参戦の後、全日本F3選手権にも参戦。
2008年、スーパー耐久シリーズ2008に参戦。
2017年、インタープロトシリーズ第3戦・第4戦に参戦。
関口雄飛氏のプロフィール
東京都出身のレーシングドライバー。3歳からキッズカートに乗りはじめ、レース活動を開始する。
1999年より全日本ジュニアカート選手権、2001年からは全日本カート選手権に参戦。
2002年には全日本カート選手権ICAクラスでチャンピオンを獲得。翌年、フォーミュラトヨタ・レーシング・スクール(FTRS)を受講し、2004年はスカラシップを得てフォーミュラトヨタに参戦。
2006年にチャンピオンを獲得し、この年、同時参戦していたフォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)でもチャンピオンとなった。
2007年、TDPドライバーとして全日本F3選手権とSUPER GTのGT300クラスに参戦。その後、欧州挑戦を経て、全日本F3に再度参戦して2011年にチャンピオンを獲得。
2012年にニッサン・ドライバー・デベロップメント・プログラム(NDDP)に抜擢され、SUPER GT のGT300クラスに初参戦する日産GT-Rのファースト・ドライバーを務め、第4戦SUGOラウンドで優勝を果たした。
2013年からはSUPER GTのGT500クラスへステップアップ。
2014年は日産自動車からレクサスへと移籍し、GT500クラスで度々上位進出や表彰台を飾っている。
2016年からスーパーフォーミュラでも活躍をしている。
就任のコメント
松村浩之さん
この度は記念すべき日本初、市街地レースA1GPのアンバサダーを務めさせて頂くことになりとても光栄です。
私自身2005年にマカオF3の併催で行われた、フォーミュラルノーで優勝した経験もあるので、市街地レースの楽しさ、素晴らしさを少しでもたくさんの方に知って頂き、モータースポーツの魅力、島根県江津市の街の活性化に少しでもお力になれるよう、アンバサダーとしての役目を果たしたいと思っています。
素晴らしい大会になるように頑張ります。宜しくお願い致します。
関口雄飛さん
このたびA1市街地グランプリオフィシャルアンバサダーに就任したレーシングドライバー、関口雄飛です。僕はレーシングドライバーとして世界の頂点に立つことを夢見て、幼い頃からレーシングカートを始め、人生を賭してレーサーへの道を歩んできました。
現在は全日本スーパーフォーミュラやスーパーGTといった国内最高峰の舞台で戦うと同時に、毎年、海外で様々なレースに挑戦しています。
全日本F3チャンピオンを獲得した2011年、私はF3世界一決定戦「マカオGP」に挑戦しました。マカオの市街地をフォーミュラマシンで駆け抜ける経験は、日本では想像もできない刺激的な体験であるとともに、市街地レースの難しさや素晴らしさを痛感し、以来、何度も挑戦し続けています。
一瞬のミスも許されず、ガードレールのギリギリまで攻め込む集中力を保ちながら、ライバルたちとミリ単位で接近しながら戦う過激な市街地レースは、まさにモータースポーツの真骨頂といえるでしょう。お客さんにとっても、見慣れた街を驚くようなスピードで駆け抜けるレーシンングマシンを間近に見られる興奮は、エキサィティングな最高のエンターテイメントとなるはずです。
今回日本で初めて開催されるA1市街地グランプリは一般的なレンタルカートを使用し、安全に最大限の配慮をしつつ、イコールコンディションでドライバーのデクニックを競うレースです。マカオGPやその他の市街地レースを戦ってきた僕の経験から、このイベントが安全に事故なく運営されるべく、妥協することなく気が付いた問題点はすべて指摘し、改善し続け、素晴らしいイベントが開催されるよう尽力させていただきます。日本のモータースポーツが、ヨーロッパのように地域に密着した文化として普及するように、まだ若輩者ですが少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。